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サムスンはAppleの様々なデバイスに部品を供給し続けており、Appleは韓国企業にとって最大の顧客となっているものの、両社の関係は近年必ずしも良好とは言えない。現在、両社は数々の法廷闘争に巻き込まれており、AppleはサムスンがGalaxyシリーズのスマートフォンとタブレットでiPhoneとiPadを模倣していると主張している。しかし、法廷闘争が始まる前に、スティーブ・ジョブズはサムスンに事態を収拾する機会を与えていた。
本日シドニー連邦裁判所で、アップルのシニアディレクターで同社の特許弁護士でもあるリチャード・ラットン氏は、スティーブ氏が2010年6月にサムスンに連絡を取り、その後4大陸で法的問題となった特許紛争の解決を図っていたことを明らかにした。
しかし、スティーブ自身でさえサムスンに「正しいことをする」よう説得することはできなかったようだ。
ブルームバーグは次のように報じている。
アップルのシニアディレクターで同社の特許弁護士でもあるリチャード・ラットン氏は、最終的に不調に終わったギャラクシースマートフォンに関する協議が始まってからはジョブズ氏は関与していなかったと、シドニーの連邦裁判所で本日証言した。
「サムスンは当社にとって重要なサプライヤーであり、深い関係を築いています」と、ラットン氏はサムスンの弁護士デビッド・カッターンズ氏の質問に答えて証言した。「彼らに正しい行動を取る機会を与えたかったのです。」
サムスンはアップルの要求に同意するどころか、全く逆のことをして、ギャラクシーのスマートフォンとタブレットのさらに幅広いラインナップを発売した。その一部はアップルのiPhoneやiPadを模倣していると言われている。
両社は現在、世界9カ国で20件の訴訟に関与しており、多くの地域でサムスンのGalaxy Tab 10.1が市場から撤退している。
[ 9to5 Mac経由]