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Mac用ソフトウェアメーカーのアドビ社は水曜日、消費者需要の低迷と米国の景気後退が第4四半期の収益が予想を下回った原因だとして、600人の人員削減を行うと発表した。
カリフォルニア州サンノゼに本社を置く同社は、11月28日締め四半期の利益を9億1,200万ドルから9億1,500万ドルと予測したが、これはウォール街の予想9億3,000万ドルを大きく下回るものだった。アドビは当初、売上高を9億2,500万ドルから9億5,500万ドルと予想していた。
10月にリリースされたAdobe Creative Suite 4の需要が予想より低かったことが、供給不足の理由の一つとされた。
アドビの社長兼CEOであるシャンタヌ・ナラヤン氏は声明で、「世界的な経済危機が第4四半期の当社の収益に大きな影響を与えた」と述べた。
ガートナー社のアナリスト、ハイ・ホン・フアン氏はCult of Macに対し、AdobeはCreative Suiteの市場を席巻し、消費者がアップグレードのメリットを感じないほどになってしまった可能性があると語った。CS3は2007年に発売された際、導入された複数の新機能に惹かれてユーザーが26パーセント増加した。
アドビは火曜日、2009年1月5日にサンフランシスコで開催予定だったMacworld 2009への出展規模を縮小すると発表した。同社は、同展示会での「重点を製品展示から教育活動に移すことを決定した」と述べている。CS4は、同イベントで展示される予定だったアドビの新製品の一つだ。