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ゴーカーによると、スティーブ・ジョブズ氏は先週ウォール・ストリート・ジャーナルの幹部らとの会合でフラッシュを激しく非難した。
ジョブズ氏はウォール・ストリート・ジャーナルの編集者と会い、新型iPadを披露した。ウォール・ストリート・ジャーナルはウェブサイトで動画やインフォグラフィックなどにFlashを多用しており、編集者からはAdobeのプラグインがないことに懸念の声が上がった。
Gawkerによると、「ジョブズ氏はFlashを軽視した。会議に詳しい関係者の話では、彼はFlashはMacをクラッシュさせ、バグだらけだと、先日Appleのタウンホールミーティングで繰り返した発言を繰り返した」とのことだ。
ジョブズはその後、テクノロジーを徹底的に批判した。
- 彼は Flash を「CPU を食い尽くす」ものと呼んだ。
- 「セキュリティホール」の原因。
- 消えゆく技術。ジョブズ氏はFlashをフロッピーディスクドライブ、レガシーポート、さらにはCDと比較したと伝えられている。「私たちは古い技術に多くのエネルギーを費やしていません」とジョブズ氏は語ったと伝えられている。
- 「CPUサイクルをFlashのデコードに費やさなければならなくなると、iPadのバッテリー性能は10時間から1.5時間に低下するだろう」とジョブズ氏は言ったとされる。
- ジョブズ氏はジャーナル編集者に対し、Flashを廃止するのは「些細なこと」だと語った。
ゴーカーは、ウォールストリート・ジャーナルのスタッフがこの会合にどう反応したかは不明だとしているが、それから1週間も経たないうちに同紙の論説欄で、Appleは新たなMicrosoftであり、「ゼロサムゲーム」に執着していると指摘した。その最たる例が、ジョブズ氏がiPadからFlashを排除した決断だ。
ウォール・ストリート・ジャーナルのiPadデモでスティーブ・ジョブズが語ったこと