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Appleは本日、クパチーノの本社で年次株主総会を開催しました。昨日はティム・クック氏が総会中に株式分割を発表するだろうという大きな噂が流れましたが、実際には発表されませんでした。
今年の株主総会では、取締役全員が再選され、ティム・クック氏は投資家の99.1%の承認を得ました。Appleが支持しなかった2つの提案が投票にかけられましたが、どちらも否決されました。
最初の提案は、Appleの最高経営責任者全員が退職するまで自社株の33%を保有することを求めるものでした。しかし、Appleが反対票を投じるよう勧告したため、この提案は否決されました。
2つ目の提案は、Appleの取締役会に人権委員会を設置することを義務付けるものでした。Appleは、新しいサプライヤー行動規範が既にその目的を果たしているため、この提案にも反対票を投じるよう勧告しました。
株主総会では、投票されなかった提案が注目を集めました。提案2はApple株主による投票で可決されるはずでしたが、裁判官がグリーンライト・キャピタルのデイビッド・アインホーン氏の提案を支持する判決を下したため、Appleは株主総会からこの提案を撤回しました。
提案2は、株主が投票によってAppleの取締役による優先株の発行権を剥奪し、その権限を株主に移譲することを認めるものでした。株主総会でティム・クックCEOは、アインホーン氏によるAppleに対する訴訟は全くもって馬鹿げていると改めて主張しました。
出典:CNBC