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写真:Ryan Ackermann/Twitter CC
Apple は、ウェブサイト上の OS X のマーケティング資料を変更し、「クリックするたびに、もっと愛が深まる」というスローガンの「クリック」という単語が、男性の性器を表す「D」で始まる特定の用語のようには見えないようにすることで、潜在的に恥ずかしい出来事を回避しました。
このページ上の追加の CSS コード行 (おそらく不快な単語を囲む「span」HTML タグ) により、「click」の最初の 2 文字の間に余分なスペースが追加され、Apple の完璧主義の傾向が同社の製品だけに限らないことがわかります。
AppleとFBIのプライバシーをめぐる争いと比べれば、これは今週最大のニュースとは言えません。しかし、金曜日に思わず笑ってしまったこと、そしてAppleが常に誇りとしてきた細部へのこだわりを改めて認識させてくれること、この2点から、読者の皆さんと共有する価値があると思いました。

写真:Apple/BoingBoing
Appleの行動としては、これはそれほど珍しいことではありません。Appleでいつも感銘を受けるのは、上級幹部でさえ、他の企業では「下級」とみなされるような細部にまで気を配っていることです。例えば、スティーブ・ジョブズがAppleのウェブサイトで正確な表現(句読点に至るまで)が使われているかを確認するために、マーケティングチームと何時間もかけて作業したことや、ティム・クックが顧客から指摘を受け、以前は薄っぺらだったAppleの電話の「保留音」の修正に重要な役割を果たしたと報じられていることなどが挙げられます。
とはいえ、Apple は、2010 年に iBooks の『白鯨』で「s***m クジラ」という表現が使われて以来、下品な言葉に対しては常に少し敏感だった。
出典: TechCrunch