ティム・クック氏、欧州プライバシー規制当局の死に「悲痛」

ティム・クック氏、欧州プライバシー規制当局の死に「悲痛」

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ティム・クック氏、欧州プライバシー規制当局の死に「悲痛」
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ジョヴァンニ・ブッタレッリ
ティム・クックと友人ジョヴァンニ・ブッタレッリ。
写真:ティム・クック/Twitter

ティム・クック氏は、EUデータ保護規制当局のジョヴァンニ・ブッタレッリ氏の死去を受け、哀悼の意をツイートした。ブッタレッリ氏は8月20日に62歳で逝去した。

クック氏は最近のツイートで、「友人を失い、心が張り裂けそうです」と述べた。また、ブッタレッリ氏が「ヨーロッパと世界におけるプライバシーの大義」を推進したことを称賛した。

ジョヴァンニ・ブッタレッリは欧州データ保護監督官でした。彼はEU機関のプライバシー保護慣行の監督を担当し、他の規制当局が採用できるより広範なガイドラインの策定にも貢献しました。

友人ジョヴァンニ・ブッタレッリの死に、深い悲しみに暮れています。彼はヨーロッパと世界中でプライバシーの実現に貢献した先見の明のある人物でした。ご家族と彼を愛したすべての方々に心よりお悔やみ申し上げます。ジョヴァンニは偉大な人物であり、私たちは永遠に彼に感謝しています。pic.twitter.com/euCLzqc95m

— ティム・クック (@tim_cook) 2019年8月21日

ブッタレッリ氏の主な貢献の一つは、一般データ保護規則(GDPR)の制定です。これは、欧州連合(EU)および欧州経済地域(EEA)における個人のデータ保護とプライバシーに関する統一的な規則です。2018年5月に導入され、既に厳格な欧州のデータ規制をさらに強化しました。

ティム・クック氏は、ユーザーの個人情報を保護する同様の枠組みに「世界の他の国々も追随すべき時が来た」と述べた。「私たちは米国における包括的な連邦プライバシー法を支持します」と、昨年末に欧州議会の代表者たちに語った。プライバシーは、ティム・クック氏のApple在任中、主要なテーマの一つとなった。最近、Appleはヨーロッパでプライバシーに焦点を当てた新しい看板を初公開した。

ツイッターでは、ブッタレッリさんの家族がクックさんのツイートに反応した。「あなたの言葉に永遠に感謝しています。彼がどれほどあなたを尊敬していたか、知っています」とセレナ・ブッタレッリさんは綴った。