ティム・クック氏、サムスンCEOと電話で合意に至ろうと最後の努力

ティム・クック氏、サムスンCEOと電話で合意に至ろうと最後の努力

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ティム・クック氏、サムスンCEOと電話で合意に至ろうと最後の努力
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ティム・クック氏は、陪審員が介入する前にサムスンと土壇場で合意することを望んでいる。
ティム・クック氏は、陪審員が介入する前にサムスンと土壇場で合意することを望んでいる。

長引いたApple対Samsungの裁判はいよいよ終盤を迎え、今週、陪審員がそれぞれの有罪・無罪を評決する。しかし、その前にAppleのCEO、ティム・クック氏は、SamsungのCEO、クォン・オヒョン氏と電話で最後の交渉を行い、合意に至ろうとしている。

両当事者を代表する弁護士はその後、会議の結果をサンノゼの裁判を担当する連邦判事ルーシー・コーに報告する予定。

もちろん、ティム・クック氏がサムスンとの合意を試みるのは今回が初めてではありません。5月にクック氏がサムスンのCEOと会談し、裁判開始前に訴訟の規模を縮小しようとしたことを覚えている方もいるかもしれません。その時は両社は合意に至りませんでした。しかし今回は、状況が少し変わる可能性があります。

当時、クック氏はサムスン・デジタルメディア部門の社長兼CEOである崔基成氏と会談した。今回は、6月にサムスンCEOに就任した呉鉉氏と会談する予定だ。

オ・ヒョン氏は「Apple寄りのCEO」と評され、彼の就任は、韓国企業が最大の顧客を失う前にAppleとの和解の用意があることの表れと見られていた。法廷闘争にもかかわらず、AppleはiPod、Mac、そして大成功を収めたiOSデバイスなど、多くの製品にSamsungのフラッシュメモリ、モバイルプロセッサ、ディスプレイを採用している。

クック氏が今回サムスンと合意に至らなかった場合、裁判は陪審評決へと移行する。評決は早ければ火曜日にも開始されると予想されているが、両社が評決の変更を求めているため、陪審は現在新たな評決書類を待っている。

出典: ブルームバーグ

出典: AppleInsider