
T-Mobileは、Verizon Wirelessを直接ターゲットとした新しいファミリープランを導入しました。しかも、その戦略は大胆です。この新プランでは、家族メンバー1人あたり10GBの4G LTEデータに加え、通話とテキストメッセージ使い放題が月額100ドルから利用可能で、Verizonの4人家族向け10GBデータ共有プラン(月額140ドル)を上回ります。
T-MobileのCEO、ジョン・レジャー氏は就任以来、競合他社に対して冷淡な態度を取っており、今さら参入する気配もない。Verizonはファミリープランの実質価格は月額80ドルだと主張しているが、レジャー氏は全ての追加料金を合計すると少なくとも月額140ドルは請求されると主張している。
「問題は、(Verizonのファミリープランは)実際には80ドルのプランではないということです。既に購入したデータに対して追加の『回線アクセス』料金を支払わない限り、そのデータは一切使えません」と彼はプレスリリースで述べた。「つまり、彼らが80ドルと言うとき、実際には4人家族に少なくとも140ドルを請求していることになります。しかも、それは10GBを共有するための料金です。」

T-Mobileのプラン料金では、家族全員が10GBの単一のプールからデータを使用するのではなく、家族メンバーそれぞれに10GBのデータを提供します。月額100ドルの料金は2人家族の場合ですが、3回線目を追加しても20ドルの追加料金のみです。さらに、4回線目の追加は完全に無料です。つまり、4回線で合計40GB(各回線10GB)の4G LTEデータを月額120ドルで利用できるということです。T-Mobileではいつものように超過料金はありません。10GBの上限を超えた場合は、データ通信速度が低下します。
新しいファミリープランは、T-Mobileが以前提供していた家族2人まで100ドルでデータ使い放題というプランに代わるものなので、価格的には若干下がっています。しかし、T-Mobileが4人家族向けに提供していた別のプランでは、1人あたり2.5GBのデータ使い放題で100ドルでした。この新しいプランでは、4人家族で1人あたり10GBが120ドルで利用できるため、大幅な値上げとなります。
T-Mobileの最新オファーは、間違いなく魅力的なオファーと言えるでしょう。データ無制限のファンにとっては残念なプランかもしれませんが、それでも1人あたり10GBというプランはなかなか魅力的です。