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ジェームズ・トムソン氏をご存知ない方のために説明すると、彼は高機能ランチャー「DragThing」とMac用高機能計算機アプリ「PCalc」の開発者です。iPhoneの計算機機能が少し物足りないという点に着目し、トムソン氏は上の写真にあるiPhone用アプリ「PCalc」（こちらをクリックして購入できます）を開発し、瞬く間に売れ行きを伸ばしました。

しかし、トムソン氏は昨日のブログで、PCalc 1.1が跡形もなく消え去ったと報告しました。その理由は？AppleがApp Storeでのアプリケーションの表示方法を変更し、最新のアップデート日ではなく、最初のリリース日でリストアップするようになったためです。その結果、PCalc 1.1はApp Storeの初期にリリースされたため、ユーティリティセクションの最後のページに埋もれてしまいました。当然ながら、アップデートの売れ行きはそれほど速くはありませんでした。

本稿執筆時点では、PCalcはユーティリティセクションの4ページ目に表示されています。トムソン氏がiTunes Connectで「配信開始日」を手動で変更したためです。「では、この動作はバグなのか、抜け穴なのか、それとも本来の動作なのか？」とトムソン氏は問いかけ、この未公開の「トリック」に気づいていない人は、事実上、リスト上でペナルティを受けていると指摘しています。

この出来事は明白な疑問を提起する。アプリケーションのアップデートの日付を「リリース日」の並び順で表示すべきかどうかについて、世間一般で誤解が生じているのだろうか？それとも、開発者が小さなアップデートを積み重ねることで、自分のアプリを常に上位に押し上げようとすることにAppleは既にうんざりしており、PCalcのようなアプリを巻き込むような変更を行なったのだろうか？

前者であることを心から願っています。もし「リリース日」の修正がAppleが塞ぐ抜け穴だとしたら、それは大変なことです。せっかく長い時間をかけてアプリケーションの開発に取り組んだのに、その作品が数十クリック先のドアの向こうで永遠に放置され、忘れ去られてしまうようでは、バグを修正したり機能を追加したりするモチベーションが全くないのではないでしょうか。