- ニュース

写真:Ste Smith/Cult of Mac
Apple の News アプリは、広告販売に関して待望の支援を受けつつある。
Appleは独自に広告を販売し続ける代わりに、NBCUniversalと独占契約を結び、Newsアプリの広告を販売できるようになると報じられている。
Recodeによると、この新しい広告契約は2017年1月に開始される予定で、Apple Newsのアクティブユーザー数が今月ついに7000万人に達したとも報じられている。この契約の一環として、NBCユニバーサルはニュースやスポーツなどのコンテンツカテゴリーを用いてターゲット広告を販売する。
「この契約により、市場では再現できない規模でプレミアム視聴者を集めることが可能になる」とNBCUの広告販売会長リンダ・ヤッカリーノ氏は語った。
アップルが広告事業から撤退
[contextly_auto_sidebar] AppleのNewsアプリは、2015年のリリース以来、なかなか軌道に乗りませんでした。iOS 10でデザインが刷新され、UIが簡素化され、ナビゲーションも使いやすくなりました。広告販売業務をサードパーティに委託することで、Appleはパブリッシャーと読者双方にとってより良い体験を提供することに注力できるようになりました。
Appleは以前、ニュースアプリの広告を販売するためにiAdネットワークを使用していました。しかし、iAdは今年初めに閉鎖され、Appleは広告会社になることに興味がないようです。
パブリッシャーは引き続き独自の広告を作成し、利益の100%を受け取ることができます。残りの広告スペースはすべてNBCUが販売します。ただし、同社は広告主が特定のサイトの広告スペースを恣意的に選ぶことは許可しないとしています。
NBCUが販売する新しい広告では、パブリッシャーが収益の70%を獲得し、残りの30%はAppleとNBCUが受け取る。このうちどれだけがAppleに渡るのかは不明だ。