アップル、画期的なビデオ圧縮フォーマットで技術エミー賞を受賞

アップル、画期的なビデオ圧縮フォーマットで技術エミー賞を受賞

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アップル、画期的なビデオ圧縮フォーマットで技術エミー賞を受賞
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FireWire により Apple が初のエミー賞を獲得。
いいえ、Apple TV+の番組は対象外です。
画像:The Academy of Television Arts & Sciences/Ste Smith/Cult of Mac

Appleがまたもエミー賞を受賞しました。ただし、これはApple TV+で配信されている素晴らしい番組の受賞ではありません。木曜日にAppleは、自社開発の高品質ビデオ圧縮フォーマットであるProResビデオコーデックでエンジニアリング・エミー賞を受賞しました。ProResは現在、映画業界の標準規格となっています。

この賞は、Appleのビデオアプリエンジニアリング担当ディレクター、グレッグ・ウォレス氏に授与されました。授賞式では、Appleのエンジニアであるピーター・チョウ氏とミッチェル・オズリック氏によるショートビデオも上映されました。下のビデオをご覧ください。

Apple の賞は 13 分あたりで授与されます。

Appleの技術エミー賞の歴史

Appleがテクノロジーへの貢献を称えられ、エミー賞を受賞したのは今回が初めてではありません。スティーブ・ジョブズがしばしば口にしたように、テクノロジーとリベラルアーツの世界を繋ぐ企業として、Appleは長年にわたり、この二つの分野の融合を支えてきました。

Appleが初めてエミー賞を受賞したのは2001年で、FireWireの開発で功績が認められました。FireWireは、Macintoshとデジタルカメラなどのデバイス間でデータを高速転送できる高速シリアルポートです。2017年には、Siriでもエミー賞を受賞しました。これは「テレビコンテンツの発見と操作のためのコンテキスト音声ナビゲーション」で、Apple TVでテレビ番組を検索する際にSiriを使う機能を指していました。

それ以来、Appleのエミー賞獲得に向けた取り組みは、主にApple TV+に集中してきました。Appleは、自社オリジナル番組で賞を獲得できるよう、専任チームを編成しました。2020年9月には、俳優のビリー・クラダップが『ザ・モーニングショー』での演技でエミー賞を受賞しました。