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写真:Apple
Appleは、消費者向けテクノロジーにおける細部へのこだわりの強さで知られています。近年、そのこだわりは薄れつつあると言う人もいますが、探せば今日では多くの例が見つかります。
例えば、iPad ProのMagic Keyboardの新しい広告を見てみましょう。ちょうどいいタイミングで一時停止すると、スティーブ・ジョブズが初代iPhoneを発表した時刻がハチドリの目に美しく映し出されます。
Apple:細部にこだわった歴史
Appleの比類なき細部へのこだわりは、あらゆるところに素晴らしい例が見られます。そのこだわりは、Appleのアプリ、ハードウェア、ストア、そして誰も気に留めないような場所にさえ表れています。
Appleはかつて、iPhoneの箱の角を全て手塗りで黒く塗って、完全に黒く見えるようにしていました。サンフランシスコの旗艦店の外にある歩道のひび割れが、店舗の建築要素と調和するように配慮したのです。Apple Storeの仮設バリケードでネジを隠すことさえ、手間をかけたほどです!
こうしたことを実行する企業はほとんどありません。時間がかかり、費用もかかることが多く、通常は検討すらされません。Appleはおそらく、テクノロジー業界でこの一歩を踏み出す唯一の企業であり、それは今もなお続いています。
iPad Proのアイスパイ
AppleのiPad Pro用Magic Keyboardの美しい新CM「Float」をご覧ください。1分強の長さで、iPad ProがMagic Keyboardのキーの上でまるで宙に浮いているかのように見える、革新的な新ヒンジが紹介されています。
https://youtu.be/nnZeDt2c8Yo
動画を6秒目で停止すると、今や世界で最も有名なハチドリの目にiPad Proが映っているのが分かります。AppleがiPhoneとiPadのマーケティング資料で必ず使用している時刻(9時41分)も確認できます。

写真:Apple
なぜ9時41分なのか?それは、2007年1月9日にサンフランシスコで開催されたMacworldの基調講演で、スティーブ・ジョブズが最初のiPhoneを発表した時間だからです。
同じ広告の後半では、iPad Pro のカメラレンズを囲むガラスにハチドリが完璧に映っているのがわかります。

写真:Apple
大切なのは小さなことなのです。