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本日、Appleが、月曜日に同社とライバルのSamsungとの間で特許侵害の可能性をめぐって起こされている裁判を担当する米国地方裁判所に、提案書を提出したことは、それほど驚くようなことではない。本日、SamsungがAppleの主張に同調したという点が驚きである。
両社は月曜日に予定されている広範囲にわたる裁判において、証拠として文書を提出する必要があり、両社とも機密性の高い事業データを非公開にしたいと考えている。テクノロジー業界のリーダーである両社は本日、承認されれば、公開を希望する文書を共同で提出するという提案を提示した。
「当事者らはまだ、極めて機密性の高い情報を含む証拠を提出する必要性をなくす最終合意に達していないが、サムスンとアップルは、裁判の証拠の機密性を維持する必要性を最小限に抑え、裁判がオープンなフォーラムであり続けるよう誠意を持って交渉することに尽力している」と、AllThingsDが報じたように、両社は金曜日の共同提出書類で述べた。
本日提出されたAppleの訴状では、非公開文書の量を4つの報告書と約30の個別文書に削減したと主張している。これらの文書は合計で数百件提出されているため、これは全体のごく一部に過ぎない。Appleは、これらの個別文書が公開されれば、iPhoneメーカーのために調査を行う第三者のビジネスパートナーにおけるAppleの評判が損なわれると主張した。さらに、Appleは、コスト構造や利益率といった、Appleが共有したくない情報に競合他社がアクセスできるようになると主張した。
サムスンも同様に機密情報を保有しており、それを非公開にしておきたいと考えている。そのため、マイクロソフト、クアルコム、インテルなど、この文書に関与していると思われる他の企業と共に、アップルとの共同提案に協力したいと考えるのは当然と言えるだろう。これはいわば、アップルが自社の機密文書を記者の詮索の目から守りたいのであれば、サムスンの主張を支持する必要があるという、いわば対価の取り決めのようなものと言えるだろう。
近年で最も重要な特許訴訟とも呼ばれるこの訴訟の行方を追うのは、今がまさに興味深い時期です。どうぞお楽しみに。
出典: AllThingsD