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特許弁護士は月曜日、ブルームバーグに対し、アップルは冷戦戦術を市場に持ち込み、自社の「核兵器」を放出するという脅しを使って、iPhoneのライバルであるパームの進路を阻もうとするかもしれないと語った。
報道によれば、もし両社が争えば、両者は血みどろの戦いを繰り広げ、アップルのイメージも変わる可能性があるという。
「核兵器の最良の抑止力は、それを使わないことだ」と、カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置くアイレル&マネラ法律事務所の特許弁護士、モーガン・チュー氏はブルームバーグに語った。
先月、アップルの暫定CEOティム・クック氏は投資家に対し、アップルの特許が「盗用」されるのを防ぐため、「あらゆる手段を講じる」と述べた。この発言は、iPhoneのライバルと目されるタッチスクリーンスマートフォン「Pre」を最近発表したパームに対する婉曲的な脅しと受け止められた。
Palm Pre はまた、Apple にとって不快感を抱かせるものでもある。というのも、このデバイスは、以前クパチーノに在籍中に iPod の販売を監督していた Jonathan Rubinstein のリーダーシップの下で開発されたからである。
チュー氏は、この脅しはパーム社に方針転換を促すには十分かもしれないと述べた。しかし、パーム社はいかなる侵害訴訟にも勝てる「自信」があると述べた。
iPhoneは挑戦者にとって格好の標的となっている。パイパー・ジャフレー社によると、Appleは2009年に2,800万台のiPhoneを販売する可能性がある。これは、2008年の1,000万台超の2倍に相当する。
しかし、iPhoneをめぐる特許争いはAppleにマイナスの影響を与える可能性がある。特許をめぐる訴訟はAppleにとって「哲学的な転換」となる可能性があると、ニューヨークの特許弁護士ジェームズ・ハンフト氏は報道機関に語った。