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写真:『レイト・ショー・ウィズ・スティーブン・コルベア』
米国政府とのプライバシーをめぐる対立でアップルを支持する人が増える中、ロレッタ・リンチ米国司法長官は昨夜、スティーブン・コルベアのレイト・ショーに出演し、 FBIの立場を擁護することでダメージコントロールを試みた。
彼女の姿を以下でご覧ください。
リンチ氏は他の話題の中でも、昨年のサンバーナディーノ銃乱射事件の容疑者の一人が所有していたiPhoneのハッキングにアップルが協力すべきかどうかについて議論した。これはティム・クック氏らが、市民の自由を侵害する危険な前例となると主張していることだ。
アップルは法廷でFBIの主張に反対しているが、リンチ氏は個人的に「プライバシーの問題についてティム・クック氏と数多くの素晴らしい会話を交わした」と述べた。
FBIがiPhoneのハッキングに固執することで危険な状況を招くリスクがあるかどうかコルバートに問われたリンチ氏は、次のように指摘した。
「我々はバックドアを求めているわけではありませんし、誰かをスパイするために何かをオンにするよう求めているわけでもありません。我々が(Appleに)求めているのは、顧客の要望に応えることです。(サンバーナーディーノ銃乱射事件における)携帯電話の真の所有者は、今や死亡したテロリストの一人の雇用主である郡なのです。」
彼らに求めているのは、パスワードを10回間違えると携帯電話のデータが消去されるパスワード消去機能を無効にすることです。私たちは携帯電話へのアクセスを試み、裁判所命令に基づき証拠を入手します。非常に限定的で、的を絞った捜査です。
つまり、彼女は質問に答えていない! 今では、FBI長官ジェームズ・コミー氏でさえ、今回の事件でどのような結果がもたらされるかは、今後の他の事件、それもテロとは無関係の多くの事件の判例となる可能性が高いと認めている。
ロレッタ・リンチ氏は以前、暗号化技術によって犯罪者が「闇に落ちる」のを防ぐことを目指し、ワシントンとシリコンバレーの間で「率直な対話と実りあるパートナーシップ」を築くよう呼びかけていた。