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写真:カノ
「十分に進歩したテクノロジーは魔法と区別がつかない」と、SF作家アーサー・C・クラークはかつて書きました。この関連性をさらに明確にしているのが、AppleオンラインストアとApple直営店で発売されたばかりのハリー・ポッター・コーディングキットです。
コーディングの基礎を教えることを目的としたこの99.99ドルのキットでは、子どもたちが自分だけのインタラクションワンドを組み立てることができます。組み立てが終わると、ジェスチャー認識技術を使ってアプリ上で99種類のコーディングチャレンジに挑戦できます。
この杖は、花火を打ち上げる、バタービールを魔法で作る、羽根を浮かべるなど、さまざまな作業に使用できます。
「私たちの目標は、テクノロジーの神秘性を解き明かすことです」と、メーカーKanoの共同創業者兼CEOであるアレックス・クライン氏は声明で述べています。「コンピューターの使用が一世代前に主流になったように、コンピューターを理解し、コーディングすることが今や主流になりつつあります。当社のコーディングワンドの豊富なジェスチャー技術と、魔法界を象徴するシーンが融合したハリー・ポッターKanoコーディングキットです。」
これはかなり気の利いたコンセプトで、Apple社内でも支持を集めるでしょう。Appleは若者のプログラミング学習を積極的に奨励してきたからです。このコンセプトで私が本当に気に入っているもう一つの点は、その包括性です。ロボットの組み立てやプログラミングといったテーマに基づいた、若者向けのコーディングキットはこれまでいくつかありました。それも素晴らしいのですが、この製品のような幅広い層への訴求力は期待できないかもしれません。
出典:カノ