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写真: paz.ca/ Flickr CC
長年目立たぬ存在だったAppleの幹部、スコット・フォーストールが、今何をしているのか、ようやく明らかになりつつある。iOSの元責任者であるフォーストールはSnapchatのアドバイザーを務めており、今後もテクノロジー業界に関わり続ける可能性が高いものの、その関心は実に多岐にわたる。
数々の論争の末にアップル社から追放され、アップルマップの大惨事に至ったことで有名なこの男は、現在ブロードウェイのプロデューサーだ。
フォーストール氏は本日、初のツイートで、妻と共に受賞歴のあるブロードウェイミュージカル「ファン・ホーム」を共同プロデュースし、今週末に開幕することを発表した。2012年末にアップルを退社して以来、彼が公に発表するのはこれが初めてとなる。
今週日曜日に開幕するブロードウェイミュージカル「ファン・ホーム」https://t.co/PqrKKZGcxY の共同プロデュースをさせていただけることを大変嬉しく思っています。素晴らしいチームの皆さん、ブラボー!
— スコット・フォーストール(@forstall)2015年4月17日
公演案内によると、「スコットとモリー・フォーストール夫妻は、長年シリコンバレーで暮らした後、ブロードウェイに初進出します。二人は、熱心な観劇ファンであり、演技も得意な子供たち、フレイヤとニルスと演劇への愛を分かち合っています。」
フォーストール氏のTwitterプロフィールには、「起業家。慈善家。発明家。プロデューサー」と書かれている。これらは、Appleとの契約で公の場に出ないよう努めていたものの、おそらくは契約から解放された今、彼が何を計画しているのかを示唆していると言えるだろう。ここ数年、彼は非常にプライベートな活動を控えていたため、完全に引退したのではないかと思われ始めていた。
彼がテクノロジー分野でより裏方的な役割を担い、企業へのアドバイスだけに留まるかどうかはまだ分からないが、この活発なアップルのベテランはシリコンバレーの十分な支援を得て、簡単に何らかの独自のスタートアップを立ち上げることができるだろう。
あるいは、アップルでの自身の経験をテーマにしたミュージカルを作ることもできる。それはきっと非常に面白いだろう。