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写真:シーダーズ・サイナイ病院
Apple Watch は、それ自体ではまだ FDA の完全な認可を受けた医療機器ではないかもしれませんが、ヘルスケアに関してはすでに重要な役割を果たしています。
世界的に有名なシーダーズ・サイナイ医療センターは、既存の iOS モバイル アプリのアップデートをリリースしました。これにより、Apple Watch を所有する患者は、近くの病院を検索したり、医師に直接電話をかけたりできるようになります。
「患者様に最高のテクノロジーを提供するというコミットメントの一環として、米国で初めてApple Watchアプリを提供する病院の一つであることを誇りに思います」と、シーダー・サイナイ病院のウェブサイトに掲載された新しいブログ記事には記されています。この無料アプリにより、Apple Watchユーザーは病院や救急診療所の場所を素早く簡単に見つけたり、最寄りの場所への地図や道順を確認したり、最近検索した医師にアプリから直接電話をかけたりすることができます。
「患者さんが当院の病院、診療所、あるいは自宅にいる場合でも、テクノロジーを活用し、患者さんのいる場所に合わせて健康記録を届けることが私たちの目標です」と、シーダーズ・サイナイ病院のCIOであるダレン・ドウォーキン氏は声明で述べています。シーダーズ・サイナイ病院はまた、iPad向けに特別に開発されたアプリのバージョンを今年後半にリリースする予定であると発表しました。
患者に利益をもたらすためにAppleと協力
先進的なシーダーズ・サイナイ医療センターがAppleのテクノロジーを活用するのは今回が初めてではありません。昨年はAppleと協力し、ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ医療センターにある8万件以上の患者ファイルにApple HealthKitプラットフォームを接続しました。
これにより、シーダーズ・サイナイの医師は、臨床的および医学的な判断を下す際に iOS のヘルスケア データを考慮できるようになり、iOS デバイスに保存された記録に基づいて、患者の体重、血圧、歩数、血糖値、酸素飽和度を簡単に評価する新しい方法が提供されます。
Appleは現在、デジタルヘルスアプリケーションの開発を迅速に進めることを目的としたFDAの新しいパイロットプログラムに参加しています。このプログラムが意図したとおりに機能すれば、Apple Watchが近い将来、正式に認可された医療機器となる可能性があります。