- ニュース

写真:Apple
AppleのiPhone 7基調講演では、女性の登壇時間はわずか8分ほどだったが、多様性の欠如について批判を受けた後、同社はこのテーマの定義が通常よりもはるかに柔軟になっていると発表したようだ。
アップルの広報担当者によると、壇上にいた有色人種や女性のほとんどは実際にはアップルで働いていないが、カナダ人とイギリス人の両国民の存在は、このiPhoneメーカーがいかに多様性に富んでいるかを示すものとして数えられるべきだという。
「あのステージには、皆さんが気づいていないような多様性が溢れていました」と、Appleの広報担当者はMicへのメールで述べた。「皆さんが気づいていなかったのは、ゲイの男性、アフリカ系アメリカ人2人(InstagramとNike)、カナダ人、そしてイギリス人女性のハンナ・キャットマーがいたということです」
シリコンバレーの多様性
シリコンバレーの多くの企業と同様に、アップルは採用慣行と職場の多様性についてよりオープンにすることを約束しています。同社の最新の多様性報告書では、クパチーノが進歩を遂げていることが示されていますが、米国のアップルの従業員は依然として白人男性の大部分を占めています。
先週水曜日にサンフランシスコで行われたiPhone 7の発表会のような注目度の高いイベントでは、活動家やジャーナリストがストップウォッチを片手にその様子を眺めるかもしれないが、このことは特に顕著だ。
「アップルは多様性に力を入れているが、テクノロジー界最大の舞台では失敗している」という見出しの記事で、Micは、イベントで「男性が99分以上話した」のに対し、女性は8分しか話さなかったと報じた。
この報道を受けて、Appleからメールが届いた。メールの中で、広報担当者(Micは氏名を公表していない)は、Appleは過去3年間、アフリカ系アメリカ人とラテン系アメリカ人の雇用において他のどのテクノロジー企業よりも大きな進歩を遂げてきたと主張している。ただ、Appleの経営陣が白人の老人で占められているため、彼らには表舞台に立つ時間がないのだ。
アップルは、事前にジャーナリストと合意することなく、冒頭に「非公開」と書き、電子メールの非公開を保とうとした。
メールの全文は以下からお読みいただけます。