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AppleのApp Storeは、売上を阻害する可能性のある一連の問題にもかかわらず、中国のiPhoneユーザーに大好評を博しています。あるレポートによると、中国のApp Storeの今年の売上高は100万ドル、2010年には600万ドルに達する可能性があるとのことです。人気アプリには、中国語から英語への翻訳アプリや出会い系アプリなどがあります。
数字は有望に見えるが、モバイル広告会社AdMobによれば、AppleのメインApp Storeの売上は毎月2億ドルだという。
ウォール・ストリート・ジャーナル によると、中国のウェブポータルSina.comが提供するニュースやブログを提供するアプリが人気を集めているという。また、中国のiPhoneユーザーの間で注目を集めているのが、エレクトロニクス・アーツの「コマンド&コンカー」といった西洋風のゲームだ。
中国聯通がアップルとの提携を開始した10月30日時点で販売したiPhoneはわずか5,000台と推定されているが、中国国内には推定200万台のiPhoneがあり、その大半は「ジェイルブレイク」されており、海賊版のApp Storeソフトウェアを実行できる状態となっている。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国のApp Storeは現地語に対応していないのに対し、海賊版アプリは非正規のiPhoneソフトウェアの使い方を中国語で説明しているという。開発者は海賊版の存在を認識しており、期待値を調整している。「海賊版のせいで、通常、妥当な利益を得ることができません」と、中国に拠点を置く9thQの創業者兼CEOであるShi Weixing氏は同紙に語った。
著作権侵害に加え、Appleは中国で販売される初期のiPhoneにWi-Fiが搭載されていないという問題にも対処しなければならない。中国はWi-Fi技術の禁止を解除したものの、それは最初のiPhoneが製造された後に行われた。中国移動は年末までにWi-Fi搭載のiPhoneを発売したいと考えている。
報道によると、中国のアップストアは、英語のテキストとWi-Fiがない上に、クレジットカードでの購入を必要とするという問題にも対処しなければならないが、これは中国では珍しいことだ。
しかし、一筋の希望の光もあるかもしれない。中国聯通はAppleにとって初の中国通信事業者だが、この契約は独占契約ではない。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleは、世界最大級の無線通信市場の一つである中国最大の携帯電話事業者である中国移動通信(China Mobile)と契約を結ぶ可能性がある。
[ウォール・ストリート・ジャーナルとAppleInsiderより]