- ニュース

写真:Cult of Mac
アメリカ人がiPhoneとAndroidスマートフォンを切り替える可能性は、以前に比べて大幅に低下しています。新たな調査によると、両機種のユーザーのほぼ全員が、他の機種への乗り換えにほとんど関心がないことが分かりました。
Androidへの忠誠心はiOSへの忠誠心よりもわずかに強い。しかし、GoogleのOSから乗り換える人の数はAppleのOSから乗り換える人よりも多くなっている。
コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズは、2017年に新しい携帯電話をアクティベートした際に各OSを使い続けた顧客の数を調査した。その結果、Androidの忠誠度は91%であるのに対し、iOSは86%であることがわかった。
「ロイヤルティは過去最高を記録しています」と、CIRPの共同創設者であるマイク・レビン氏は述べた。「AndroidとiOSのロイヤルティは2015年から2016年にかけて上昇し、その後両OSとも横ばいになりました。」
iPhoneの忠誠度とAndroidの忠誠度

写真:Consumer Intelligence Research Partners
先週、主力のAndroidデバイスが発表されて以来、iPhone XとSamsung Galaxy S9の比較が盛んに行われ始めたが、ほとんどの人が代替案を真剣に検討していないため、この点はあまり意味がないようだ。
「現時点ではモバイルOSは2つしかないため、ユーザーはそのうちの1つを選び、使い方を学び、アプリやストレージに投資し、それを使い続けるようになっているようだ」とレビン氏は語った。
AppleとGoogleにとって重要な切り替え
CIRPは報告書の中で、米国でスマートフォンを購入しようとしている人のほぼ全員が既にスマートフォンを所有していると指摘した。そのため、端末メーカーにとって顧客ロイヤルティは重要となる。顧客基盤を拡大するには、競合他社からの乗り換えを促す必要がある一方で、自社の顧客には自社製品を使い続けてもらうよう説得する必要があるからだ。
Android への忠誠心は依然としてわずかに高いものの、iPhone に移行する人の総数は増加しています。
CIRPのもう一人の共同創設者であるジョシュ・ロウィッツ氏は次のように説明した。「AndroidとiOS間の乗り換え率は、両OS間を乗り換えるユーザーの絶対数とは異なります」とロウィッツ氏は述べた。「AndroidはiOSよりもユーザー基盤が大きいことが分かっており、その規模の大きさから、AndroidからiOSに乗り換えるユーザーの絶対数は、iOSからAndroidに乗り換えるユーザーの絶対数と同程度か、それ以上になるのです。」