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昨日、iOS向けに新しくリリースされたiPhotoが、ジオタグ付き写真のマップタイル表示にGoogleマップのデータを使用していないことをお伝えしました。Appleはこれまで、アプリ内でのマップデータ提供にGoogleマップを常に使用してきたため、このニュースは特に衝撃的でした。
実は、クパチーノに本社を置くこの企業は、iOS 用 iPhoto にカスタム マップ タイルを提供するために OpenStreetMap のオープン ソース テクノロジを使用しているのです。
OpenStreetMap Foundation は今朝このニュースを確認しました。
iPhotoのデスクトップ版、そしてこれまでのAppleのiOSアプリはすべてGoogleマップを使用しています。しかし、新しいiOS版iPhotoは、OpenStreetMap(米国以外)のデータから作成されたApple独自のマップタイルを使用しています。
Mac版iPhotoをはじめとするAppleのアプリはすべてGoogleマップを使用していますが、新しいiOSアプリではOpenStreetMapが使用されました。AppleとGoogleが2013年にマップ事業を解消するのではないかとの噂が流れており、Appleは他のソリューションでその可能性を探っているのかもしれません。
興味深いことに、OpenStreetMapはAppleが2010年4月というかなり古いOSMデータを使用していると指摘しており、これがGoogleマップと比較すると多くの場合、地図タイルの精度が低い理由となっています。AppleはOpenStreetMapの上に独自のインターフェースを追加しているようで、iOSおよびMacデバイス向けの独自のマッピングソリューションに向けて前進していることを示しています。
OpenStreetMapの公式声明の文言に基づくと、AppleはOSMデータを国際的にのみ使用している可能性があります。OpenStreetMap Foundationに問い合わせて詳細を確認しており、返答があればこの投稿を更新します。
更新:彼らが私たちに伝えたかったことは次のとおりです。
米国に関しては、米国国勢調査局の無料データである TIGER データを使用しているようです。
Appleから連絡は受けていませんが、連絡する義務はありません。これは誰でも利用できるオープンデータです。私たちにはいくつかのライセンス上の義務があり、Appleはそのうちの1つ(出典表示の義務)をまだ履行していません。Appleと協力して、この問題を解決できればと考えています。