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写真:テッサ・コーツ
イギリスのある花嫁は最近、鏡の前でウェディングドレスを試着している自分の姿をiPhoneで撮影した。すると、鏡に映る自分の姿がそれぞれ違って見えて驚いたという。
これはダークなSFシリーズ『ブラック・ミラー』で見られるような乱れのように聞こえるかもしれないが、実際には計算写真法のエラーによるまれではあるものの、理解できる結果である。
計算写真のエラーにより、写真に3人の花嫁が写り込む
英国の女優兼コメディアンのテッサ・コーツは、iPhoneで撮った写真がまるで3人の違う自分のポーズのように見えることに気づいたとPetaPixelが報じた。
上の写真を見て、その奇妙さに気づくまで1、2秒かかるかもしれません。彼女の腕に注目してください。これはiPhoneで一度だけ撮った普通の写真ですが、彼女は2つの大きな鏡の前に立ち、それぞれの鏡に映っているため、それぞれの場所で腕の持ち方が異なっています。
「現実の構造が崩れ落ちた」と彼女はインスタグラムで綴った。「マトリックス/写真のこのグリッチを楽しんでください。路上で吐きそうになったくらいです」。うわあ。
アップルストアの技術者が「100万分の1」のショットを解説

写真:テッサ・コーツ@Instagram
すっかりパニックになった彼女は、説明を求めてApple Storeへ行きました。そして、ようやく説明を受けました。
技術者は彼女に、この「100万枚に1枚」の写真が、人工知能の選択による計算写真のミスから生じた可能性があると説明した。
結局のところ、iPhoneは単なるカメラではなく、コンピューターなのです。撮影するたびに、iPhoneは多くの小さな判断を非常に迅速に下し、それぞれのショットに最適な要素を選択し、細かな修正を加えます。
「パノラマ写真でも連写写真でもないのに、非常に速く連続画像を撮影できる」とコーツ氏は語った。
撮影時、彼女は動いていたため、iPhoneは左から右へと連続した画像を撮影しました。鏡の存在、そして鏡に期待される完璧な反射を考慮していないにもかかわらず、AIはコーツの理想的な姿を複数選択し、その結果、写真に差異が生じました。(あるいは、これは『マトリックス』の証拠なのかもしれません。判断はあなた次第です。)