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アップルのiPhoneに代わる人気機種として、そして携帯電話事業者がクパチーノ発のiPhoneの魅力に対抗する手段と思われていたグーグルのAndroidオペレーティングシステムだが、その人気は鈍化しているようだ。ある報道によると、Androidのアクティベーション数は8月以降、1日あたり約20万件で安定しているという。
カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置く同社は月曜日、コードネーム「ジンジャーブレッド」と呼ばれるOSの新バージョンを発表した際、毎週150万台、つまり1日あたり21万4200台のアクティベーションを達成したと発表した。8月初旬、グーグルCEOのエリック・シュミット氏は記者団に対し、1日あたりのアクティベーション数が20万件を突破したと語っていた。
しかし、フォーチュン誌 によると、わずか数か月前の10月、Androidの責任者であるアンディ・ルービン氏はインタビューで、ある日のアクティベーション数が25万件に達したと語っていた。この2つの数字は、Androidプラットフォームが確かに減速していることを示唆している。
シュミット氏は数字の駆け引きに肩をすくめ、Androidが今年初めの勢いで成長を続ければ、アクティベーション数は世界人口を上回るだろうと指摘した。しかし、Androidの新たなマイルストーンがほぼ毎日のように報じられる昨今、Appleがこの嵐を乗り切ったのかどうかは疑問だ。
[フォーチュン、9to5Mac]