GoogleフォトがHDR編集の最大の欠陥を修正

GoogleフォトがHDR編集の最大の欠陥を修正

  • Oligur
  • 0
  • vyzf
GoogleフォトがHDR編集の最大の欠陥を修正
  • ニュース
AndroidスマートフォンのGoogleフォト
鮮やかなHDR写真は、Googleフォトの編集セッションでも問題なく保存されます。
写真:Rajesh Pandey/Cult of Mac

Google フォトの高度な編集ツールが、HDR 写真でより快適に使えるようになりました。編集後もダイナミックレンジと HDR メタデータの両方が保持されます。

写真バックアップツールに新たに「Ultra HDR」ツールが追加されました。これにより、HDR画像の明るさを調整できるようになります。

GoogleフォトがHDR画像でもシームレスに動作するようになりました

Appleは2021年にiPhone 13シリーズでiPhoneでのHDR画像キャプチャを導入しました。Androidスマートフォンも数年後にUltraHDRキャプチャのサポートでこれに追随しました。

HDR画像の採用が拡大しているにもかかわらず、Googleフォトの高度な編集ツールの多くは、編集中にHDRゲインマップを維持できませんでした。Googleは現在、この問題を根本的に解決しようとしています。

Googleフォトチームは、機械学習を活用した編集ツールを使用した後でも、HDR写真のダイナミックレンジとHDRメタデータが保持されるようになったと発表しました。これには、写真のぼかし解除、マジック消しゴム、ポートレートライトなどの機能が含まれます。これまで、これらのツールを使用すると、編集後の画像はSDR形式でしか保存できず、追加のコントラストやハイライトは失われていました。

HDR画像には追加のメタデータが保存されるため、HDRディスプレイで表示した際の明るさとコントラストが向上します。これにより、通常のSDR画像と比較して、より鮮明な画像になります。

HDR画像を微調整するための新しい「Ultra HDR」ツール

GoogleがフォトアプリでHDR画像の取り扱いに関して発表した改善点はこれだけではありません。HDR画像の明るさを調整できる新しい「Ultra HDR」ツールも導入されました。写真が明るすぎると感じたら、トーンを落とせるようになりました。

この一環として、Google は以前の「HDR」ツールの名前を「Tone」に変更しました。

さらに、Google フォトを使用して SDR 写真を HDR に「強化」し、ハイライトとコントラストを追加できるようになりました。

iCloudの写真はGoogleフォトに簡単に転送できます。まだお持ちでない方は、Googleの優れた写真バックアップツールへの切り替えをご検討ください。