解雇されたアップルの弁護士、50万ドルの保釈金で釈放

解雇されたアップルの弁護士、50万ドルの保釈金で釈放

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解雇されたアップルの弁護士、50万ドルの保釈金で釈放
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アップルの看板
ジーン・レヴォフはアップル在籍中にインサイダー取引の容疑で告発された。
写真:ミロ・カーニー/Cult of Mac

アップルの元企業法務担当上級ディレクター兼コーポレートセクレタリーのジーン・レヴォフ氏は、インサイダー取引の容疑に対して無罪を主張し、50万ドルの保釈金で釈放された。

かつてアップル社員によるインサイダー取引を阻止していたレヴォフ氏は、非公開情報を利用して数千万ドル相当のアップル株を売買したとして告発されている。同氏は休職処分を受けてから2か月後の昨年9月にアップルから解雇された。

証券取引委員会(SEC)によると、レヴォフ氏にはインサイダー取引の「前歴」がある。2011年と2012年に3回、そして2015年と2016年にも、非公開のアップル情報を利用して取引を行った疑いがある。これらの取引により、レヴォフ氏は約38万2000ドルの損失を回避し、利益を得たとみられている。

レヴォフ氏は先週SECから起訴されたが、現在は50万ドルの保釈金で釈放されている。

レヴォフは今のところ自由

レボフ被告は水曜日、ニュージャージー州ニューアークの連邦裁判所で、自身にかけられた容疑に対して無罪を主張した。

保釈金を設定するにあたり、米国地方裁判所のスティーブン・C・マニオン判事は、レヴォフ被告が広範囲に渡航し、『莫大な資産』を保有していたことに留意した」と ブルームバーグは報じている。

レヴォフ氏の弁護士ケビン・マリノ氏は、短い審理の後、「この事件でレヴォフ氏を弁護することを非常に楽しみにしています」と述べた。

レヴォフはルールを知っていた

アップルから解雇される前、レヴォフ氏は同社の最高幹部の一人だった。アップルの法務顧問に直接報告し、相当の額の報酬を得ていたはずだ。それなのに、インサイダー取引で(それに比べれば)わずかな金額を得るために、それだけの危険を冒したというのは、奇妙に思える。

レヴォフ氏が誰よりもルールをよく知っていたことを考えると、これは特に真実です。彼はアップルでの10年間のキャリアの中で、全従業員がインサイダー取引を禁止されるポリシーの改訂に貢献しました。