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写真: Ed Hardy/Cult of Mac
中国におけるiPhoneの出荷台数は、今年第1四半期に32%増加しました。これは、中国の携帯電話市場全体が低迷していた時期でした。
多くの中国人はAppleのデバイスをステータスシンボルとみなしており、大幅に安い現地ブランドよりもApple製品を選んでいる。
調査会社カウンターポイント・リサーチによると、Appleの中国スマートフォン市場におけるシェアは、今年最初の3ヶ月で14.3%に上昇した。これは、2017年の同四半期の10.0%から大幅に増加したことになる。
最近、Appleにとって悪いニュースが相次いでおり、部品サプライヤーはiPhoneの売上が落ち込んでいると示唆している。しかし、世界最大のスマートフォン市場でAppleが力強い成長を遂げているというニュースは、投資家にとって朗報となるかもしれない。
中国でiPhoneのアップグレードが人気上昇
2018年の残りの期間、旧世代のiPhoneからの買い替えが売上を牽引すると予想されています。「Appleは中国において、過去2年間買い替えを行っていない大規模なユーザーベースを依然として抱えています。Appleは2015年第1四半期以来、第1四半期で前年同期比成長に回復しており、これは旧世代のiPhoneユーザー層が買い替えを進めていることを示しています。これは、Appleの通期見通しの方向性を決定づける要因となるでしょう」と、カウンターポイント社のアソシエイトディレクター、タルン・パタック氏は述べています。
この秋に新型iPhoneが発売される際も、この傾向は続くでしょう。「Appleが季節ごとの新モデルを発表するにつれ、今後数四半期のプロモーションが買い替えをさらに促進するでしょう」とパタック氏は予測しています。
中国全体
中国スマートフォン市場全体は第1四半期に8%減少しました。「この減速は、中国消費者のスマートフォン買い替えサイクルの長期化に起因すると考えられます」と、カウンターポイント社のリサーチディレクター、ジェームズ・ヤン氏は述べています。
世界の他の国々と同様に、 中国のスマートフォンの嗜好もベゼルレスデザインへと移行しつつあります。iPhone Xはまさにそのタイミングで発売されたようです。そしてAppleは2018年にベゼルレスiPhoneに全力を注ぐと報じられています。