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写真:コンデナスト
リズ・シメル氏は2018年にAppleのニュース部門に入社し、News+の立ち上げ時からチームに加わっていた。しかし、このサブスクリプションサービスは大きな成功を収めておらず、火曜日に発表された報道によると、シメル氏はAppleを退社したという。
彼女はAppleの雑誌購読サービス全体を担当していたわけではなく、出版社や広告とのやり取りなど、ビジネス面を担当していました。Apple News+の編集長はローレン・カーン氏で、彼女はAppleを去ることはありません。
Apple News+を生き残れなかった
シメル氏はアップルに入社する前、コンデナスト・チャイナの社長を務め、またコムキャスト・ベンチャーズの常駐起業家でもあった。
彼女が2年前にAppleに就任した当時、Apple Newsはすでに記事集約サービスとしてスタートしていました。その年の初めにAppleがデジタル雑誌購読サービスであるTextureを買収したことで、News+の基礎はすでに築かれていました。
昨年3月、Appleは自社版のサービスを開始しましたが、すぐに行き詰まりを見せました。Appleは会員数についてほとんど口を閉ざしていますが、未確認情報によると、出版社の収益があまりにも低いため、どれだけの出版社がこの読み放題サービスに雑誌を掲載し続けるのか疑問視されています。
そしてブルームバーグによると、シメル氏は同社を去った。具体的な理由は不明だが、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストをNews+に取り込めなかったことが、事態を悪化させたことは間違いないだろう。
とはいえ、シメル氏のLinkedInプロフィールには、彼女がAppleで「ニュース事業責任者」として働いていると記載されています。もちろん、単にまだ更新されていないだけかもしれません。
サービスとしてのニュース

写真:Cult of Mac
News+は、Apple TV+やApple Arcadeなど、Appleが昨年開始した複数のサブスクリプションサービスの一つです。Apple Musicはかなり前から提供されており、App Storeも同社のサービス部門に含まれています。
グループ全体としては非常に順調です。前四半期のサービス収益は、MacやiPadの売上を上回りました。しかし、すべてのサービスが均等に貢献しているわけではありません。Apple TV+の需要が低迷している可能性があるという報道もあり、シメル氏の退任はApple News+にとって少々痛手です。