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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
Spotify では、聴きたくないアーティストの音楽をミュートできるようになる予定です。
同社は現在、iOSアプリの最新バージョンで「このアーティストを再生しない」機能をテストしています。この機能を使うと、プレイリスト、チャートリスト、あるいは聴いているラジオ局にそのアーティストの曲が含まれていても、再生されなくなります。
依然として世界最大の音楽ストリーミングサービスであるSpotifyは、2017年にミュート機能の導入を検討していましたが、「慎重に検討した結果」、導入を見送ることを決定しました。しかし、ブロック機能の追加を求める声を受け、この決定を撤回しました。
Spotifyがミュート機能に関する方針を変更
誰にでも、どうしても我慢できないアーティストがいるものです。それは、大した理由がない場合もあります。例えば、そのアーティストの音楽が好きではない、ただ単にイライラする、といった理由です。あるいは、そのアーティストやそのメッセージに賛同できないという理由で嫌いになることもあります。
例えば、R・ケリーを例に挙げましょう。ライフタイムのドキュメンタリー番組「Surviving R. Kelly」が、過去25年間の暴力と性的虐待の告発を詳細に報じたことを受けて、最近、この歌手の音楽をボイコットする声が上がっています。
ケリーはすでにレーベルから契約を解除されており、Spotifyも彼の曲をキュレーションプレイリストから削除しました。しかし、聴きたい人は引き続き楽曲を聴くことができます。つまり、ラジオ局やコミュニティ作成のプレイリストで偶然彼らの曲に出会う可能性は依然としてあるということです。
もちろん、曲をスキップするのはそれほど難しくありませんが、アーティストの声を全く聞きたくない場合は、ブロック機能を使うしかありません。Spotifyはついに諦めて、この機能を提供することに決めました。
iOSのミュート機能に注意してください
The Vergeによると、iOS版Spotifyにまもなく「このアーティストを再生しない」オプションが表示されるようになるとのことです。これをタップすると、そのアーティストの曲が再生されなくなります。プレイリスト、ラジオ局、その他のコレクションを聴いていても、再生されなくなります。
ただし、ミュート機能はまだ完璧ではありません。ミュートされたアーティストの作品はすべてブロックされますが、そのアーティストがフィーチャーされているトラックにはブロックが適用されません。