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Appleが独自の検索エンジン開発に特化した「秘密研究部」を結成しているとの報道もあるが、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社には現状維持の理由が1億以上ある。匿名の情報筋によると、同社はGoogle(カリフォルニア州マウンテンビュー)の検索エンジンをiPhoneに搭載することで得られる収益分配契約の一環として、Googleから毎年1億ドルを受け取っているという。
Silicon Alley Insiderは、 「AppleはGoogleとの収益分配契約で年間1億ドル以上を得ている」と報じている。「情報筋によると」 。今年初め、BusinessWeek誌は、AppleがGoogleを捨て、iPhoneにMicrosoftのBingを採用する可能性があると報じた。
この売上高は、1月に報告された156億ドルという数字からは大きくはないが、情報筋が「選択肢が多すぎる」市場と呼んだ市場で競争するためにリソースを費やさずに済むには十分だ。
AppleとGoogleの競合が拡大するにつれ、合意はますます困難になっている。Appleが初めてiPhoneを発表した際、Googleマップを提供する契約はわずか2週間で締結された。しかし、その後のiPhone 3Gと3GSでは、同様の契約締結に6ヶ月を要した。匿名の情報筋によると、当時の交渉は「激しい対立」に満ちており、AppleはGoogleによる地図データへのアクセス拡大の試みを拒絶し続けたという。
[Silicon Alley Insiderより]