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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
Appleは、iCloudに保存されているユーザー情報を解読できなくなる新しい暗号化方式の開発に取り組むことで、ユーザーのプライバシーに関する信念を強化している。
昨年のサンバーナーディーノ銃乱射事件で容疑者の一人が所有していたiPhoneをめぐる訴訟において、AppleはiPhoneのバックドア作成を断固として拒否しているものの、銃乱射犯のサイード・リズワン・ファルークがiCloudサービスにバックアップしていたデータを提出した。新たな暗号化技術の導入により、Appleは今後、バックドアの作成ができなくなる。
法律事務所のパートナーで元バージニア州連邦検事のエドワード・マクアンドリュー氏によると、これは法執行機関にとって新たなジレンマを引き起こすことになる。法執行機関は捜査の際に「非常に大きく、そして頻繁に」iCloudデータに依存しているという。
Apple が iCloud のセキュリティをいつアップグレードする予定なのかは正確には発表されていないが、どうやら同社は、不要な複雑さを追加してユーザーに不便をかけない方法でアップグレードする方法を模索しているようだ。
ねえ、今回の件で Apple が信念を貫いていないと非難することはできないよね?
出典:WSJ