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韓国の裁判所は、汚職と贈賄の疑いでサムスン電子の代表取締役代行を逮捕するよう求める特別検察官の請求を却下した。

サムスン副会長で、職務停止となった会長の一人息子である李健熙氏は、朴槿恵大統領とその側近を巻き込んだスキャンダルの一環として、サムスン子会社を利用して3,600万ドルの贈賄関連の支払いを可能にしたとして告発されていた。

特別検察官の報道官は今週月曜日、「朴大統領と（側近の）崔順実氏が贈賄計画において利益を分配した共謀者であることを立証するのに十分な証拠がある」と述べた。

李氏が逮捕されれば、賄賂、横領、偽証の罪で起訴されるはずだったが、逮捕状は18時間にわたる審議の末、ソウル地方裁判所によって却下された。

サムスンは本日の声明で、「この事件の真偽が拘留を必要とせずに判断できることを高く評価する」と述べた。

サムスンは長年にわたり汚職疑惑で繰り返し捜査を受けてきたが、李健熙氏もその父親もその結果刑務所に入ったことはない。

サムスン副会長の逮捕拒否が、韓国の朴大統領の弾劾にどのような影響を与えるかはまだ明らかではない。もし大統領が弾劾訴追されれば、韓国史上初の大統領弾劾となる。

特別検察官は逮捕状を却下した裁判所の決定を「深く遺憾に思う」と述べ、引き続きスキャンダルの捜査を続けるとしている。

出典：ガーディアン