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Quicksilverを覚えていますか？この軽量Macユーティリティはかつてデスクトップの定番アプリランチャーでしたが、それは何年も前の話です。アップデートの不足と、Alfredのようなより機能豊富な代替アプリの台頭により、Quicksilverははるか昔に人気を失ってしまいました。

アプリ開発者たちは今、メジャーアップデートでQuicksilverに新たな息吹を吹き込んでいます。Quicksilver 1.0がリリースされ、2003年から10年間続いたベータ版の期間が終了しました。

Quicksilverでは、プログラム可能なキーボードショートカットを使って、アプリや特別なプラグインを簡単に起動できます。「Quicksilverをシンプルにし、充実したドキュメントを追加しました（新しいマニュアルも近日公開予定です！）。これにより、Quicksilverは以前よりもはるかに簡単に誰でも使いこなせるようになります」と、アプリ開発者の一人であるパトリック・ロバートソン氏は述べています。

このようなアプリが真に発展するには、サードパーティの開発コミュニティが必要です。例えば、Alfredのメリットの一つは、開発者がユーザーエクスペリエンスを向上させるために考案した優れたワークフローの数々です。

この1.0アップデートで、Quicksilverは開発者の協力を再び得ようとしています。「開発者とユーザーがQuicksilver用のプラグインやAppleScript拡張機能をできるだけ簡単に作成できるようにする必要があります」とロバートソン氏は述べています。「Quicksilverの真の力はプラグイン開発者から生まれます。ですから、強力な開発者コミュニティが戻ってきて素晴らしいプラグインを開発してくれるようになれば、本当に嬉しいです。今後数ヶ月間、この目標達成に向けて全力を尽くします。新しい開発者にとって、物事をよりシンプルにすることは常に可能です！」

今回のアップデートの主な機能には、Retinaディスプレイへの暫定サポート、Mountain Lionへの完全対応、そしてドキュメントの拡充などがあります。また、様々な追加機能とバグ修正も内部的に行われています。これはOS X 10.6をサポートする最後のリリースとなります。

Quicksilverはアプリのウェブサイトから無料でダウンロードできます。

出典: LoveQuicksilverBlog

出典: Ars Technica