フォックスコン、iPhoneの刷新に向けて生産増強のため人材を募集

フォックスコン、iPhoneの刷新に向けて生産増強のため人材を募集

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フォックスコン、iPhoneの刷新に向けて生産増強のため人材を募集
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iPhoneの売上がAppleの最大のサプライヤーに大きな利益をもたらす
フォックスコンはアップルの最も古いサプライヤーの一つだ。
写真:CBS

今年のiPhoneの刷新は、Appleが待ち望んでいたスーパーサイクルになる可能性があり、製造元のFoxconnはそれに応じた措置を講じている。

新たな報道によると、中国だけで約100万人を雇用するこの巨大製造企業は、iPhoneの生産ラインで働く意欲のある人材の採用を強化している。そして、採用活動を支援するためのインセンティブも提供している。

アップルは、中国・鄭州工場のiPhone生産ラインで働く人材を確保するため、契約更新時に最大2,000元(約3万2千円)の一時金を支払うと発表した。フォックスコンの従業員は工場の現場で最大月収400ドルを稼いでいるため、3週間分の給与に相当するこの金額は決して軽視できるものではない。

フォックスコンがiPhone生産ラインに大量の人員を投入するのは、今に始まったことではない。同社はこれまで、Appleの携帯電話の需要に応えるため、工場で数万人の従業員を追加雇用してきた。これは、同社が生産ラインへのロボット導入に注力していることに加えて行われている。

フォックスコンは大規模な採用活動を展開しているにもかかわらず、今年はより厳格なコスト管理に注力しているようだ。これは、iPhone Xの生産コストが例年より高騰し、昨年の利益が予想を下回ったことによる。アップルもまた、発注プロセスを自社で管理することでメーカーへの支払いを減らすなど、新たなコスト削減策の模索に注力している。

フォックスコンの採用ラッシュは2018年後半まで続く予定だ。

出典:Digitimes