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Appleは1984年のIBMなのか?Googleは、新しい広告やI/Oカンファレンスでの発言を通して、モバイルユーザーにそう思わせようとしているようだ。AppleとiPhoneを痛烈に批判するGoogle幹部は、同社が消費者を「過酷な未来」から救ったと述べた。
「もしGoogleが行動を起こさなければ、私たちは一人の人間、一つの企業、一つのデバイス、一つの通信事業者しか選択肢がないという過酷な未来に直面することになるだろう」と、Googleのエンジニアリング担当副社長、ヴィック・ガンドトラ氏は聴衆に語った。その言葉は、先週Adobeの創業者たちが発したもう一つの反Appleメッセージと不気味なほど似ていた。
Apple CEOのスティーブ・ジョブズ氏が、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社がFlashをサポートしない理由を問う公開書簡に対し、Adobeのチャック・ゲシュケ氏とジョン・ワーノック氏は反論した。「どんなに規模が大きく、どんなにクリエイティブな企業であっても、ユーザーが何を制作できるか、どのように制作できるか、そしてWeb上で何を体験できるかを、企業が決めるべきではない」とゲシュケ氏とワーノック氏は述べている。AdobeとGoogleは現在、AndroidにFlashをサポートするために協力している。

「そんな未来は望んでいない」とガンドトラ氏は述べた。この言葉は、AppleをIBMになぞらえた広告や、PCに代わるMacを宣伝したクパチーノのヒット作『1984』のCMの一部となった。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くAppleは、ガンドトラ氏の言葉と『1984』の両方を用いて、Appleの危険性をほのめかしている。
「オープン性を信じ、選択肢を信じ、そしてすべての人によるイノベーションを信じるなら、Androidへようこそ」とグンドトラ氏は語った。
[AppleInsider経由]