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写真:Ste Smith/Cult of Mac
Appleは今年、次世代iPhoneでTouch IDを完全に廃止し、Face IDを採用すると報じられている。しかし、新たな報道によると、Appleは依然としてサプライヤーに計画の詳細を明かしていないようだ。
その結果、AppleのTrueDepthカメラの部品の一部を製造しているサプライヤーであるAMSの株価は9.1%下落しました。これは過去2年間で最大の下落率です。他のサプライヤーも苦境に立たされています。
「主要消費者向けプログラムにおける製品移行および製品変更により部品の試作が妨げられており、AMSは生産能力の大幅な利用不足も予想している」とAMSは述べた。
AMSは具体的な企業名は明かしていないものの、AppleがAMSの売上高の半分を占めていると報じられている。AMSは、Appleが次世代iPhoneの計画を確定し、実際に発注を開始すれば、2018年後半には受注不足が解消すると予想している。しかし、AMSはAppleが引き続き顧客であり続けると確信している。
iPhoneの電源管理チップを供給しているDialog Semiconductorの株価も5.4%下落しました。また、AppleのセンサーチップサプライヤーであるSTMicroの株価も最大4%下落しましたが、その後やや持ち直しました。
将来への不確実性
この時期はサプライヤーにとって不確実性が高まることが多いのですが、今年はこれまで以上に不確実な状況にあるようです。
バークレイズのアナリスト、アンドリュー・ガーディナー氏は顧客向け調査メモで「iPhone Xのサポート終了が間近に迫っているため、最も慎重な予測よりもさらに大きな落ち込みになるだろう」と記した。
Appleは現在、3Dセンシング技術においてAndroidのライバルより約2年先行していると報じられています。最近の報道によると、これはAppleがメーカーから3Dセンシング部品の供給能力を大量に買い占めているため、Android OEMメーカーが必要な部品を入手できないことが原因だとされています。
今年のiPhoneの刷新には、5.8インチのiPhone X、6.5インチのiPhone X、そして6.1インチのiPhoneが含まれると報じられています。最初の2モデルのみOLEDディスプレイを搭載し、6.1インチモデルはLCDディスプレイを搭載すると報じられています。
出典:ロイター