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写真:トーマス・ドームケ
アップルは、シリコンバレーの同社運営施設で産業廃棄物を不適切に処理していたとの訴訟を解決するため、カリフォルニア州に45万ドルを支払う予定だ。
アップル社は、違反は報告や追跡ミスに関連しており、廃棄物処理施設の健康と安全基準が州の要件を超えていると主張した。
「当社は、現在の敷地について今後適切な許可が得られるよう、(有害物質管理局と)緊密に協力してきた」とアップルの広報担当者アリーシャ・ジョンソン氏はロイター通信への電子メールで述べた。
アップル社はまた、和解の一環として、クパチーノとサニーベールの施設を規制当局に追加検査のために公開することにも同意した。
州環境保護局は、アップルが2011年にクパチーノに電子廃棄物処理施設を無届けで開設・運営していたと主張している。規制当局はまた、アップルがこの施設から出る金属粉塵を不適切に処理していたとも指摘している。この施設は2013年に閉鎖されるまでに、100万ポンド(約450トン)以上の廃棄物を処理していた。
訴状によると、アップルはその後サニーベールに新たな施設を開設し、州に通知する前に50万ポンド以上の廃棄物を処理していた。規制当局はまた、アップルが金属粉塵を有害廃棄物処理の認可を受けていない処分場に送っていたこと、また有害廃棄物を収容した石油容器に表示を怠っていたことも指摘した。
出典:ロイター