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写真:クアルコム
国際貿易委員会の判事は、iPhoneモデルがクアルコムの特許を侵害していると判断した。しかし、クアルコムが米国への侵害デバイスの輸入禁止を求める申し立ては却下した。
判事はまた、iPhone は半導体メーカーが所有する他の2つの特許を侵害していないとも述べた。
両社は複数の州で法廷闘争を繰り広げている。 争点の中心は、Appleが数十億ドルに上るライセンス料の支払いを拒否することでQualcommの特許を侵害しているかどうかだ。Appleは、すべての特許が有効ではないと主張し、Qualcommは基本的な技術に対してライセンス料を高すぎる設定にしているとも主張している。
アップル対クアルコムの争いはもう終わった
昨年、クアルコムは、インテル製のモデムがクアルコムの特許を侵害しているとして、ITCにインテル製のモデムを使用するすべてのiPhoneの輸入を阻止するよう要請した。
本日、行政法判事トーマス・ペンダー氏は、Apple が問題となっている 3 つの特許のうち 1 つを侵害していることに同意した。
しかし、彼は全てのiPhoneの輸入禁止を命じなかった。これはITCの権限である。 ペンダー氏は法律用語でこう述べた。「今回の調査で主張されている特許を侵害していると判明した製品については、法定の公共の利益を考慮すると、限定的な排除命令を発令することは適切ではないと私は勧告する。」
彼の判決はやや暫定的なもので、国際貿易委員会による完全な審査が必要となる。審査は1月までに行われるはずだ。
一方、AppleとQualcommの間の他の訴訟は、両社が合意に達するまで継続される。ITC に提訴されている別の訴訟もある。
出典:CNET