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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
Apple Watchは中国で大きな成功を収めると予想されており、高級モデルのApple Watch Editionでさえ中国での予約注文から1時間以内に完売している。しかし、同社初のウェアラブルデバイスが普及しないと思われる場所が中国軍だ。
これは最近公開されたメモによると、中国軍の指導者らが、スマートウォッチやフィットネストラッカーなどのウェアラブルデバイスは兵士の安全を脅かすことは確実だと主張している。
「兵士が高解像度の音声や動画を記録し、写真を撮り、データを処理・送信できる機器を装着した瞬間、追跡されたり軍事機密が漏洩される可能性が非常に高い」と、中国軍の機関紙「人民解放軍報」に掲載されたメッセージには記されている。
Appleは名指しされていないが、中国政府が同社のデバイスがスパイや盗聴に利用される可能性について懸念を表明するのは今回が初めてではない。
過去には、中国メディアが、AppleがiCloudと「iPhoneを探す」機能の両方を使って国民を監視していると非難しており、Appleは中国国内のiCloudを国営サーバーへ移転せざるを得なかった。
ウェアラブルデバイスの普及は確かに一定のセキュリティリスクをもたらすものの、中国軍のアプローチは、同様の技術に対する世界の軍の一般的な見解とは大きく異なっています。例えば、米国では2013年に試験プログラムの一環として、兵士にFitbitのフィットネストラッカーが支給されました。
おそらく中国もそのうち気がつくだろう。
出典:ローダーデール・デイリー・ニュース