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Appleの幹部がリラックスした雰囲気の中で自社の仕事について話すのを聞くのはかなり珍しいことだが、今週初め、Appleの環境イニシアチブ担当副社長リサ・ジャクソン氏がフォーチュン誌のブレインストーム・グリーン・カンファレンスで講演した際にまさにそれが起こった。
フォーチュン上級編集者(元Apple関連の執筆者)のアダム・ラシンスキー氏との16分間の対談では、Appleの環境保護への取り組みに関するさまざまな話題に触れ、その中には400を超える小売店チェーンに向けた、革命的な計画も含まれている。
ジャクソン氏は、アップルが過去数年間にわたり二酸化炭素排出量の削減に目覚ましい成果を上げてきたものの、まだ道のりは長いと述べている。同社の次の大きな課題は、世界中のアップルストアを100%再生可能エネルギーで運営することだと彼女は指摘する。
「小売店の運営ははるかに困難です。小売店は至る所にあります。場所によってはショッピングモール内、文字通りショッピングセンターの中にあります。場合によっては、独立した店舗もあります。しかし、電力網のどこにあっても、そして世界のどこにあっても、クリーンエネルギーへのアクセスは容易なことかもしれませんし、そうでないかもしれません。」
ジャクソン氏は、現在 100% 再生可能エネルギー (主に太陽光発電と燃料電池ファームによる) で稼働している Apple のデータセンターについて語り、また同社の全施設の 94% も再生可能エネルギーであると指摘しています。
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アップルは2013年5月にジャクソン氏を最高環境顧問として採用した。同氏は前職で環境保護庁長官を務めていた。
Appleが環境イニシアチブ担当副社長をフォーチュン誌に紹介したのは、全く驚くべきことではない。サステナビリティは、Appleを世界の「善の力」にするというティム・クック氏の目標達成における大きなテーマであり、彼はこの分野におけるAppleの企業再生を明らかに誇りに思っている。特に、数年前にグリーンピースが発表した環境に優しいデータセンターに関する報告書で、Appleは最下位にランクされていた。Appleは最近、NBCに自社の再生可能エネルギーの先駆的な活用をアピールするため、NBCに門戸を開いた。
アップル社はまた、現在建設中の55億ドルのクパチーノ「宇宙船」本社ビルの電力の70%を太陽光発電と燃料電池で賄い、残りの電力はカリフォルニア州の持続可能な「グリーン電源」で賄うことを決定した。
最近では、アップルはクック氏がナレーションを務める「Better」というテレビ広告で環境への取り組みを強調した。
出典:フォーチュン/YouTube