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画像:Cult of Mac/Daily Loud
iPhone 14 Proの2つのモデルが組み立てられている中国のFoxconn工場での抗議活動により、これらの端末の供給が大幅に減少すると見られています。抗議活動がなければ2022年に生産されていたであろう数百万台が、現在生産されていないと言われています。
アップルにとって戦略的に重要なことから「iPhoneシティ」として知られるこの工場では、最近のCOVID-19によるロックダウン中に労働者と警察が衝突した。
iPhone 14 Proの生産台数が数百万台減少
iPhoneの部品は世界中から輸入されています。しかし、iPhone 14 ProとPro Max向けの部品のほとんどは、組み立てのため、中国・鄭州にあるFoxconnの工場に運ばれています。中国全土で抗議活動を引き起こしている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止を目的とした政府によるロックダウン措置により、工場は大混乱に陥っています。
生産は継続されているものの、フォックスコンは従業員に対し、工場内の寮に留まり、工場を離れることを禁じている。先週、数千人の従業員が労働条件と賃金をめぐる紛争に抗議した。
中国では、世界最大のiPhone工場で労働者がコロナウイルスによる制限と未払い賃金に抗議し、治安部隊や警察とともに暴動を起こしている。pic.twitter.com/7PpTwBq4SE
— デイリー・ラウド(@DailyLoud)2022年11月27日
ブルームバーグによると、この混乱の結果、フォックスコン工場では2022年に当初の計画より600万台少ないiPhone 14 Pro/Pro Maxの生産台数となる見込みだ。同紙は匿名の「組立作業に詳しい関係者」の話を引用している。
iPhone 14 Proの最低価格が999ドルであることを考えると、この値下げはAppleにとって数十億ドルの収益損失を意味する。
iPhoneの組み立ての混乱で待ち時間が長くなる
11月初旬、Appleは組み立て上の問題により、iPhone 14 Proの2つのモデルの配送に長時間の待ち時間が発生すると消費者に警告しました。その予測はすぐに現実のものとなり、11月中旬にはクリスマス前の配送を希望してこれらの端末を注文するにはすでに遅すぎました。
現状では、11月28日にAppleのオンラインストアでiPhone 14 Proのベースモデルを注文した場合、配達は早くても12月28日となります。iPhoneの組み立てに問題が続いているため、配達日はさらに遅れる可能性があります。