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写真: カーリス・ダンブランス/Flickr CC

今年最大のテクノロジーニュースの一つに加わったサムスンは、顧客のプライバシーは「同社にとって極めて重要」であり、ソフトウェアのバックドアには反対しているが、アップルを全面的にサポートするとも明言していない。
サムスンは声明の中で、「当社製品とサービスへの信頼を確保することは最優先事項です。当社のスマートフォンには、プライバシーとコンテンツを保護する暗号化技術が組み込まれており、バックドアはありません。法律の範囲内で、必要に応じて法執行機関と連携します。しかしながら、バックドアの作成を義務付ければ、消費者の信頼を損なう可能性があります。」と述べています。
しかし、サムスン社は、昨年のサンバーナーディーノ銃乱射事件で容疑者の一人が所有していたiPhone 5cのハッキングにAppleが協力するよう命じられた件に関して、AppleとFBIが現在行っている対立について「法廷助言者(amicus brief)を提出するかどうかは未定」と述べている。Appleが法廷助言者(amicus brief)を提出すれば、サムスン社がAppleを支持していることを示すことになるだろう。
グーグル、フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏などを含む多くのテクノロジー企業や個人がこれまでにアップルへの支持を表明している。
私としては、サムスンの声明は、プライバシーの重要性について語ることで知名度を上げようとはしているものの、(今のところ)この問題の中心にある会社を積極的に支援しようとはしていない、という残念な態度の例だ。
出典:ブルームバーグ