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写真:アップル
Apple のビジネスは中国で急成長しているかもしれないが、そのすべてが合法的なものではない。
新たな報道によると、北京の警察は、市場価値が約1,900万ドルの偽iPhoneを41,000台以上製造していた工場を摘発したという。
偽造事件に関与したとして9人が逮捕されたが、その中心人物は製造業の街、深圳出身の40代夫婦だった。問題の工場はガジェットの修理工場を装っていたが、実際には中古スマートフォンの部品から輸出用の「iPhone」を製造する数百人の労働者を雇用していた。
家宅捜索自体は5月に行われたが、最近になってようやくそのニュースが明らかになった。北京警察は当初、米国当局から密告を受け、偽造iPhone数台を押収した。偽造iPhoneが最終的にどこへ向かったのかは不明だ。
Appleが中国で偽造品問題に直面するのは今回が初めてではない。2011年には、本物のApple Storeの内装や従業員の制服までを模倣した、無許可のApple Storeが中国に数十店舗も出現した。
警察はこの種の行為をますます取り締まっているようだが、これはアップルが自社ブランドの売り込みを強めている中国でビジネスを行う上での代償のひとつだ。
最近、ティム・クックはAppleの中国ファンとコミュニケーションをとるためにWeiboアカウントを作成し、多くの新しいApple Storeをオープンすることを約束し、新しいAppleデバイスは中国市場を念頭に置いて設計されていることを公に認めた。
さて、同社が著作権侵害問題を解決する方法を見つけられればの話だが。
出典:ビジネスインサイダー