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ティム・クック氏は本日、従業員に送った社内メールで、かなり以前からバーバリーのCEOであるアンジェラ・アーレンツ氏に目を付けていたことを明らかにした。アーレンツ氏のバーバリーでの功績が彼女をCEOの座に導いたが、アーレンツ氏に関する新たな詳細からは、iWatchの発売を準備するアップルにとって、彼女の腕時計への愛着がさらなるボーナスとなったことが示唆されている。

元WSJ記者のジェシカ・レッシン氏によると、アーレンツ氏を知る人々は、彼女が「時計好き」で、バーバリーの店舗の時計販売スペースに特に興味を持っていたと語っている。

Appleの新小売責任者、アンジェラ・アーレンツ氏は時計好きだと、彼女を知る人たちは言う。iWatchを開発中のAppleが、この著名な幹部を起用したのは、彼女が時計好きだったからとか、彼女が最近バーバリーのラインに加えた時計が超高級ブランドだったから（どちらも事実だ）などと言っているわけではない。彼女はバーバリーの店舗における時計販売スペースに特に興味を持っていたと聞いている。

Apple がスマートウォッチを開発しており、2014 年春までに発売される可能性があるという噂が数ヶ月前から飛び交っているが、アーレンツ氏がバーバリーの CEO から小売担当上級副社長に異動するのも同じく 2014 年春になると予想されており、iWatch の開発に大きな発言権を持つ時間はほとんどないだろうが、小売体験にはアーレンツ氏の指紋が至る所に残ることは間違いない。

皮肉なことに、Appleは、元小売担当副社長のロン・ジョンソンがJCペニーのCEO職を解任された後、バーバリーからアーレンツ氏を引き抜こうとJCペニーと争っていた。ロン・ジョンソンは今朝、ブルームバーグTVのインタビューで、Appleがアーレンツ氏を自身の前職の後任として採用したことについて語り、彼女は「素晴らしい選択」であり、「非常に歓迎されるだろう」と述べた。

出典：ジェシカ・レッシン