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昨年11月、ブラジルの億万長者エルケ・バティスタは、アップルがフォックスコンと中国を放棄し、ブラジルでiPadを製造することを望むと宣言した。

どうやら彼の願いは半分叶ったようだ。フォックスコンが引き続き関与している一方で、同社が南米の国ブラジルに120億ドルを投資しているため、将来のiPadはまもなくブラジルで製造されるかもしれない。

このニュースは、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領自身から発信されたもので、同大統領は北京訪問中にこの投資の可能性について言及した。ルセフ大統領によると、フォックスコンは投資にコミットしているものの、政府はまだ同社の計画を審査する必要があるという。

フォックスコンのブラジル計画については同国の科学技術大臣からも別途確認があり、11月末までに既存の工場でiPadが生産される予定だと述べている。

ブラジル経済にとって素晴らしいニュース？確かにそうだが、次期iPadやiPhoneを待ちわびるアメリカ人にとってはさらに良いニュースだ。今年後半から、工場からApple Storeまでの移動距離が数千マイルも短縮されるはずだ。