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ロイター通信が本日報じたところによると、Appleはブラジルにおける「iPhone」の商標使用権を失う可能性がある。この商標は、ブラジルの電子機器メーカーであるGradiente Eletronica SAに付与されている。同社は1998年にこの名称を登録しており、AppleがiPhoneを商標登録するよりもずっと前のことだった。この決定は今月13日に公表される予定だ。
判決が発表された後でも、Apple はブラジルの裁判所で判決に異議を申し立てることができる。
ブラジル企業の会長、エミリオ・スタウブ氏は、同社はアップルと協議する用意はあるものの、今のところ連絡はないと述べた。「我々はいつでも、どんなことでも対話に応じる用意がある」とスタウブ氏はMacNNに語った。「我々は過激派ではない」
現在IGB Eletronica SAという名称の同社は、昨年12月にG iPhone Gradientというスマートフォンシリーズを発表し、新モデル「Neo One」を約600レアル(約302ドル)で販売開始する予定です。Android 2.3 Gingerbreadを搭載し、3G接続とデュアルSIMカードに対応しています。
ラテンアメリカの裁判所が、地域企業にiPhoneに類似した名称の使用を認めたのは今回が初めてではない。2012年11月、メキシコの裁判所は、Appleが使用禁止を求めたにもかかわらず、iFoneをブランド名として使用することを許可した。Appleの控訴は現在も裁判所で審理中である。
出典:ロイター
経由:MacNN
画像:Gradiente.com.br