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カニエ・ウェストは謙虚さで知られているわけではない。かつてローリングストーン誌の表紙に、いばらの冠をかぶったイエスの姿で登場したこともある。2004年、アメリカン・ミュージック・アワードで最優秀新人賞を逃した彼は、「本当に騙された… 今年最高の新人賞だったのに」と言い放ち、会場を飛び出した。オバマ大統領でさえ、カニエ・ウェストを「馬鹿」と呼んだことがある。
以上のことを念頭に置いて…皆さん、こんにちは!誰が次のスティーブ・ジョブズだと宣言したと思いますか?
カニエは公式ツイッターアカウントで、2007年に豊胸手術の合併症で亡くなった母親のドンダ・ウェストにちなんで名付けられた、カニエが最近設立した新しいデザイン会社「ドンダ」についての計画について語った。
Us Weekly はこの暴言を次のように要約している。
ドンダは「スティーブ・ジョブズが残したところを引き継ぐ」と、故アップル創業者の先見の明についてウェスト氏は述べた。ライター、DJ、広報担当者、デザイナー、ミュージシャン、科学者など、22の部門を持つ同社は、「人々が求め、手に届く製品と体験を創造する」ことを目指し、「私たちが見て、聞いて、触れて、味わい、感じるあらゆるものをシンプルにし、美的に向上させる」ことを目指し、「感情的な欲求と実用的なニーズの両方に突き動かされて夢見、創造し、宣伝し、製品化する…私たちの欲求とニーズを融合させる」ことを目指している。
カニエはその後、サマースクールのプログラムに革命を起こすことから2016年のオリンピックを題材にしたSF映画の公開まで、あらゆることに取り組むと述べ、最後にこう締めくくった。「僕のことを聞いたこともない人たちのことも大切に思っている。今、地球上には70億人以上の人がいるんだから」。素晴らしい。
カニエ、最後まで言わせてあげるけど、あれは口から泡を吹いてばかりのバズワードだ。説得力のある企業デザイン哲学でもない。一体何の意味があるんだ?次のスティーブ・ジョブズになりたいなら、彼のシンプルさを受け入れるべきだ。彼は短い一文で自分の目標を明言できた。「世界を変えたい」