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写真:エド・ハーディ/カルト・オブ・マック
ニューヨーク・タイムズがApple Newsから撤退したことを受けて、ニューズ・コーポレーションのトップは、ウォール・ストリート・ジャーナルはiOSとmacOSに組み込まれているニュースサービスから撤退するつもりはないと語った。
ニューズ・コーポレーションのCEO、ロバート・トムソン氏は投資家との電話会議で、 Appleのアプリに掲載されるWSJのコンテンツが新たな読者を獲得していると述べた。「Apple Newsとの提携により、この層に注力し、新たな読者層を獲得することが可能になります。そして、彼らにはいずれWSJの有料購読に移行してもらいたいと考えています」とトムソン氏は述べた。
トムソン氏はさらに、Apple Newsが通常のウォール・ストリート・ジャーナルの読者よりも幅広い読者層を獲得していると指摘した。「Apple Newsは本当に異なる読者層です」とトムソン氏は述べた。「実際、最近では男性よりも女性が多いです。ウォール・ストリート・ジャーナル 自体も、女性よりも男性が多いのです」
WSJは、Apple Newsの無料版で厳選された記事を提供しています。デジタル版は月額9.99ドルで購読できます。
Apple Newsは苦戦中
ウォール・ストリート・ジャーナルは 将来を見据える必要がある。Apple Newsはおそらく大きな収益をもたらしていないからだ。このサービスの無料版は1日あたり1億2500万人のユーザーを抱えている。しかし、有料版は苦戦している。2019年のサービス開始後、クパチーノが期待したほどの顧客を獲得できなかった。
ニューヨーク・タイムズ紙は、多くの情報源からのコンテンツを組み合わせたアプリよりも、新聞社と顧客とのより直接的なつながりを望んだため、アップルとの提携を終了した。
出典:ニューヨークポスト