人々はAppleのロゴを記憶から描くのが驚くほど下手だ

人々はAppleのロゴを記憶から描くのが驚くほど下手だ

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人々はAppleのロゴを記憶から描くのが驚くほど下手だ
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生徒たちが描いたAppleロゴの絵。写真:Blake他 2015年。
生徒たちが描いたAppleロゴの絵。写真:Blake他 2015年。

Appleはポップカルチャーで最も象徴的なロゴの一つです。コーヒーショップに行けば、きらきらと輝くMacBookのカバーや、ピカピカのiPhoneの画面が目に入りますが、Appleのロゴを記憶から描くのは驚くほど難しいことが分かります。

UCLAの研究者による新たな研究によると、85人の学部生のうち、象徴的なロゴを記憶から正確に描けたのはわずか1人だったそうです。もし彼らがAppleのロゴを知らなかっただけだと思っているなら、あなたはしばらく大学のキャンパスに行っていないのでしょう。

Apple のあちこちで見かけるロゴを描くのが難しいということは、実は人間の記憶について、そして私たちが慣れ親しんだ物体や記号の「要点記憶」をいかにして形成するかについて、何かを教えてくれるのです。

AppleユーザーとPCユーザーを混ぜた参加者に、記憶からAppleロゴを描いてもらい、全体の形、一口の大きさ、一口の位置、葉の形、葉の向きの正確さに基づいて採点しました。完璧なAppleロゴを描けたのは1人だけで、他の7人はわずかな間違いしかありませんでした。

リサーチ・ダイジェストの心理学者クリスチャン・ジャレット氏は、なぜロゴを思い出すのがそれほど難しいのかを次のように説明しています。

Appleロゴへの過剰な露出と入手しやすさは、人々がその細部に注意を払わなくなる(これは機能的な観点から当然のことだ。常に存在するものをなぜ記憶する必要があるのだろうか?)。その結果、人々はロゴについて概要記憶(例えば「それはリンゴだ」)を形成し、記憶していた見た目ではなく、『あるべき姿』を描いてしまうのだ([研究者らは記している])。研究者らは、どこにでもあるGoogleロゴの色付き文字や、その他の非常に馴染みのあるロゴについても、同様のことが当てはまるのではないかと予測している。

ちなみに、Appleユーザーの成績はPCユーザーよりわずかに優れていた。生徒たちに自分の絵にどれくらい自信があるか尋ねたところ、平均は10点満点中5.47点と、やや自信があるという結果だった。

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