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車椅子での移動に公共サービスに頼ることにうんざりしたドイツ人男性が、公共の場所へのアクセス情報を提供するクラウドソーシングのiPhoneアプリを開発した。
ラウル・クラウトハウゼン氏は、ドイツで身体障害者向けに提供されているサービス(特別タクシーや食料品の配達など)を嘆くことはないものの、もっと柔軟性が欲しいと考えていた。
「時々、自分で具体的なことを決められない子供のように扱われているように感じます」と、骨がもろくなる遺伝性疾患を患う30歳の男性は語る。「柔軟な姿勢を保ちたいし、運転代行サービスがいつ迎えに来てくれるかに左右されたくありません」
そこで彼はウェブサイトwheelmap.orgを立ち上げ、現在では毎日300件のユーザー評価が新たに追加され、合計3万か所の情報が掲載されています。現時点では、情報の大部分(タグ付けされたスポットの約80%)はドイツにありますが、ロンドンやニューヨークなどの都市のサイト評価は徐々に伸びています。
WheelmapのiPhoneアプリでは、場所が緑、黄、赤(完全にアクセス可能、一部アクセス可能、全くアクセス不可)でタグ付けされています。評価されていない場所は灰色で表示されます。無料アプリの最新バージョンでは、日本語サポートと複数のバグ修正が提供されています。
出典:AP通信